展開が変わる「きっかけ」。意識してますか?
最近、戦績がのぼり調子になってきまして、自分のチームの戦い方というのを分析してみました。
例えば、こんなことないでしょうか?
・強豪チームに勝てるようになってきているのに、経験の浅い(所謂あまり強くはない)チームに負けてしまう。
・何故負けたのか、理由がわからない
・何故勝てたのか、理由がわからない
こういったことは特にソフトバレーではよくあることなのかなと思います。
個人のスキルだけで見ると相手より劣っていると感じるも、以外とあっさり勝ってしまったり。
本当に何が起こるかわかりません。
なので、勝利を掴むために必要な要素というものを今回まとめてみました。
勝利を掴む要素
・チームワーク
これはチーム競技であるいじょう当たり前のことですよね。
「勝ちたい」という思いが全員にないとまず勝てませんし、プレーに表れてきません。
前の記事にも書きましたが、そのためにはチームの約束事(ブロックとレシーブで網羅する場所をしっかりと認識し合う)ことが大切です。
コートの100%をブロックとレシーブで網羅することは不可能です。
なので、相手のアタッカーが苦手コースを瞬時に見極め、チームとしてはそこを守備の範囲から捨てる、ということが肝になります。
・個々人のモチベーション
ソフバは社会人の方が多い競技でもあります。試合の前日に飲み会であったり、会社でのイザコザがあったりと状況は様々だと思います。
そのままのモチベーションで試合に望まなくなることもあるでしょう。
それは仕方のないことなので、そういう時こそどういうプレーに徹するかを自分なりにもっておく必要があります。
朝一でエナジードリンクなどで気分を高めるか、前日はなるべく早く寝るか、相方に主で打ってもらうか、相方にレシーブの範囲を広げてもらうか。
大事なのは「自分の不調をチームに共有」することなんですね。
なんかあいつ、いつもと違うよね?というモヤモヤでチームがプレーするのと、理由を明確にしてプレーに臨むのと、チームの意識レベルは全然違います。
プレー以外のモヤモヤ感は極力試合前に解消しておく方が集中力が高まりますし、まだチームメートも気持ちが切り替えられます。
まぁ、飲み会の時間も自分で調整できるようであれば早めに帰宅するなどすることが大事でしょう。趣味とはいえチームでやってるわけですので。
・きっかけ
これ、本当大事だと最近つくづく思います。今回の記事の主テーマです。
強いチームが、負けている状況でよく発する言葉で「我慢よ我慢」というのがあります。
最初、この意味がわからなかったのですが最近わかるようになってきました。
厳しい点差、状況を変えてくれるのは「きっかけ」なんですね。
そしてそのきっかけを作りだす大事な要素は、
・圧倒するスパイク
・圧倒するレシーブ
・圧倒するブロック
・圧倒するカバー
になります。
よく、苦しい状況で気持ちだけでも前向きにと声を大きく出そうとする人がいます。
間違いではないですが、それだけでチームの士気は高まりません。よくて自分のモチベーションが少し上がるくらいでしょう。
チームの士気を高める「きっかけ」になりうるのは、
ブロックを交わして相手コートに叩き込むスパイクがあった時、
相手の渾身の一撃スパイクをノーブロックでレシーブで拾い上げた時、
相手の渾身の一撃スパイクをブロックで見事にシャットした時、
相手の渾身の一撃スパイクを何とか拾って、繋いだ時
こういうプレーが出た際にチームの士気はぐっと高まります。
特に、圧倒するレシーブ、圧倒するブロック、というこちらが守りの際に起こるプレーこそ相手への精神的ダメージも付加されるため効果は絶大です。
こういったプレーを発動する機会を伺う、それまで何とか持ちこたえるよ、というのが「我慢よ、我慢」に繋がるわけですね。
まとめ
今回は技術面ではなく、どちらといえばメンタルの部分を主に、勝つための戦術をまとめてみました。
何故負けたんだろう?
何故勝てたのかな?
とチームでモヤっとした時、試合の中に展開が変わった「きっかけ」がなかったかを分析してみることをおすすめします。
それをチームのみんなで共有できてきた時、チーム内の声かけに「我慢よ、我慢」が生まれてきます。
そこから「一発大きいプレーかましてやるぜ!」とチームの士気が高まれば、勝機は見えてきます。
分析の観点に、是非とも参考にしてほしいです。
では。